アニタ 本を読む (R.O.D -TV- アニメ)

-その1-

「私、本嫌いだから」

本、嫌いだから

嫌いだから

きらいだから

キライダカラ

kirai...

「きっと、ひっく、アニタちゃんは…」
少女は、自室でずっと同じ事を悩み続けていた。
他でもない、自分の 大好きな人 の事である。
恋の悩み…。仕方ないのかもしれない。

しかし徹夜など、まずしたことのない彼女には、
ここ数日のほぼ徹夜状態は相当堪えていた。

「…本、、本を……あ……」

突然何かを思いつくと取り憑かれたかのようにつぶやくと、何かを思いついたのかパソコンに向かった。
しばらくそれを操作した後、着替える間もなくベッドに倒れ込んだ。

「ふ…にゅ、アニタ、ちゃん、、」
その安らぎに満ちた顔はとても…。

「ぐふふ」



「おはよー」
「おうー、なぁ、昨日の宿題無茶苦茶~」

騒がしい男子達が側を通り過ぎていった。
いつも通りの登校。

いつのまにこれが日常になったのだろうか。
いつから学校へ…、と日数を数えていると声がかかった。

「こんばんは…。アニタちゃん」
「んー。こんば…? 今、朝だよ…」
急いでいたのか息が上がっている。

「あ、あはは…、ごめん。ちょっと…」
「色々?」
「あっ。いや」
「……。 別にいいよ。」
「…あ、そうだ、体はもう良いの? 香港盲腸って手術しないと」
また欠席理由が凄まじい理由になっていた。

「ほんこんもー……って、、あ、あはは、大丈夫、あれね…そう。勘違いだった!」
「…そう、なんだ。…でも…よかった」
喋りながら歩いていると、すぐに校門が見えてきた。

バクバクと高鳴る心音は気づかれることなく…、
二人は学校へと入っていった。



-その2-

「ん?」
ガサガサ

空のはずの机の中に何かがある。
持ってきた教科書を入れる前に取り出してみる。

「……なにこれ…」
大きさからして、これは雑誌。

紙のプロフェッショナルはそう判断した。
もちろんここは学校であるから、普通雑誌がある可能性は低いし、
ラブレターが入っていた。という方が納得できる。(ちなみにもらったことはなかった)
少し透けている派手な色彩とサイズ、これは雑誌だ。

しかし
「このサイズは、雑誌……、嫌がらせ?」
身に覚えがないわけではない。
自分の態度は、どうも気に障る事があるらしい。

あるいは、某作家の新しい作品が書かれた雑誌を入れられたのだろうか。
少なくとも自分が入れたものではない。

どちらにしろ、めんどくさい、と判断したアニタは
鞄に素早く詰めると、家に帰って捨てようと決め、眠そうにあくびをして
いつものようにぼーっと机に寝そべった。

いつもと違ったのは、そのアニタを熱く見つめる視線…。



「わひゃっ!」
奇声を上げたアニタは慌てて口を押さえた。

まぁ捨てる前に一応、と自室で雑誌らしき物を少々警戒しながら取り出してみると…

「むぐっ……、、なにこれ…」
表紙に踊る怪しげなコーナーの広告。

「え、エロ本?」
しかしそれにしては普通な雰囲気であり、"成人指定"なる文字もない。
雑誌も本の内と、全くと言っていいほど読まなかったアニタは
それ物体を謎の書物に分類した。

「…別に…仕掛けとかはないし…」
念のため爆弾が入っていないか、などをもう一度確認するとおそるおそるページをめくった。

「ごくり…」
手に取った牛乳は、まだ沢山あった。



カチ カチ

時計の音だけが響く部屋、
しかし…


 その後、彼が部屋に来ないかって言うから、もう~
 すぐに抱き合って…そうしたら手が~

「……んっ」
がさごそ

「!?…う、うそっ、き、キスじゃなくって…」
過激な体験談は本当に、その左下に書かれている年齢の子が書いた物なのか、
だとすれば自分と同じ年齢。

「……(やっぱりエロ本?)」

しかし、その視線は止まらず…
無意識に下着の上からそこをなぞる手に、本人は全く気づいていない。

「…(学校って、! …うそ、これ絶対嘘だよ…う、うわ)」
しゅるっ

「んっ、…ぁ…」
自分は何をしているのだろう。
初めて意志に反して自分を刺激する指に気が付いたが、

「やっ…」
自分の意志で止めることは出来なかった。

「な、なによー…っ、」
ガクガクと震える身体。
イメージがかってに膨らみ、全く持ってこういった事に耐性の無かったアニタは
もう、何がどうなっているのか、理解できなくなっていた。

「あっ、、うっ」
雑誌を放りだし、指に集中する。

ちゅく
「??」
動く指に湿った感覚。
「(な、なに…)」

指でなぞると、ソコから全身へ、甘い苦痛が走る。
「はっ、、あ…」

じれったい感覚。
好奇心と、本能の力によってか、アニタは下着の中へ…指先を移動させた。



「んっ、あっ、あ」
ベッドに座ったままソコをひたすら撫で、こねる。
上の小さな突起に指先が当たると、電気を流されたような感覚が走る事に気が付いたアニタは
何かに取り憑かれたかのようにそこを触っていた。

「ふっ、ん、あ……
 (わたし、何、してるの、、これ、何なの!?)」

ふと、わずかにふくらんだ胸に服がこすれるたびに、
何とも言い難い感覚が広がっていることに気づく。

「むね…が、、固く…」
左手で胸に触れてみる。

「ひゃっ」
三度のショック。

甘い感覚と、痛くてキモチイイ感覚と。
未知なる感覚が次々にアニタを襲う。

もはやコントロールを失ったアニタは、ばたりとベッドに倒れると、丸まって自らを刺激し続けた。


「(!っ。こ、れ… ぬるぬるしたのが、変だし…、っ。私、どうなって…)」
ちゅく

下着が吸いきれなくなった体液が、つー、っと線を引き、
半分脱ぎ捨てた服の隙間からベッドへ流れ落ちた。

「あ…」
きもちいいその場所の少し下。

いつもトイレでおなじみ…ではない、なにかの窪み、
よく考えると何だろうと考えたことはあったが答えは出ていない、

そこから、ぬめった体液が流れ出していることに気づく。
その奥から、ジンジンとした切ない快感が発せられていた。

「う、ぅ、」
動きを止め、おそるおそる、その穴に指を差し込むように動かす。
と、同時にすっかり固くなったクリ×リスに指があたり、
身体がビクッと反応する。
「ふっ、……っ」

ちゅ、ちゅぷ、ちゅぷ
「あ、、あ… あん…っ、」
声が止まらない。

耐えきれないキモチ良さと、切ない感覚。
その奥へと指を…

「んっ、あ、あっ!! く…」
しくん、っと突然痛みが襲う。

「…あ、……」
少し正気を取り戻したアニタは、恐怖を覚えたが、

「…ここは、、いれちゃだめ……」
数秒後、自分に言い聞かせると、再び指先で刺激を再開した。


「あっ! ひゃっ、あっ」
行為を初めて十分と少し、
なにかもう訳の分からない感覚に、夢中で指を動かす。

流れ出た愛液がシーツにシミを作り、
涙が流れ、

しかし、そんな事に構う事はなく、本能のまま自らを刺激する。
「んっ、あっ、あっ、、」
ぴくっ、びくんっ!

強く身体が震える。
指先が少し そこへ入ってしまった。
しかし、痛みはなかった。

「いっ、いゃっ、変…」
何かが、未知の何かが。

アニタの身体は全く制御が効かなくなり。
「ふっ、あっん! ひゃっ、」
くちゅ

クリトリスを指先で押しつぶした。
「きゃっ!!!!」

その瞬間、突然何かが爆発した。
「んっ、んっ…」
あまりにも強烈な衝撃に、指の動きが鈍る。

「あっ、えっ!?」
ぷちゅ

爆発したような感覚、その快感が全身をくまなく駆けめぐる。
身体はけいれんし、足の指先から頭の先まで、何もかもが真っ白になった。

トロトロと流れ出すように溢れる愛液。
しばらくの間ガクガクと震えが止まらない。

ようやく怖いほどのその感覚が終わり涙がこぼれた。アニタは生まれて初めて…。

「ぁ…」
指の動きは止まり、荒い呼吸のまま呆然とベッドに横たわる。

しかし、上り詰めたモヤのような快感は、しばらくの間続いた。


-その3-

「……」
その動きは洗練された者にしかできない。

手に持っているのがシーツと自分の服だというのはいいとしても
それが謎の液体(とアニタは思っていた)でぬめっていることは最大の問題だった。

「(よしっ、洗濯機)」

そこへ放り込もうと廊下の気配が無いことを確認し飛び出した瞬間。


「アニタちゃん! おめでとう!!!!」
「……アニタ……大人になっ」
「ちょっと、あんな大声でアンアン言われたら原稿が書けないでしょ!」


「……」
ばさっ

お湯が沸きそうな勢いで顔が赤くなる。


「……!おねぇ、のばかぁぁぁ」
久々に涙を浮かべ、本気で泣き出したアニタだったのだが、
マギーはおろおろするばかり。

ミシェールは、とある本から学習した日本の伝統に乗っ取り
赤飯を炊くべきなのか、そもそも赤飯のレシピが分からないことを悩んでいた。

少々凄惨な光景がこの後繰り広げられることになる。



-その3.5?-


「…おは、よう……」
「アニタちゃん? どうしたの?」
クスリ

「なんでも、ない…」

何時にも増してだるそうなアニタ。
そして、楽しそうな……。