アニタ 監禁される (R.O.D -TV- アニメ)
結構楽しかった。
なんだか気が合いそうなやつだと思った。
見つけたら声をかけていた。
嫌そうに答えて…。
~~
紙使い…危険な人物。それにもかかわらずよく話しかけてくる。
気が付かないのか? とてもプロとは思えない。 なのになぜ…僕は…。
シュッ
まさに空気を切り裂く、その紙。
油断していた。
「なっ、あんた…!っ」
「(こんな事に…どうして?)」
正体を見られた。答えは決まっていた。
"ルール"では、僕は彼女をこの場で殺さなければならなかった。
逆に言うならそれだけでよかった。
跡は証拠を消して、去るだけ。
僕は呆然と、先ほどの一撃で気絶した、紙使いの少女を抱き上げていた。
#1
「…ん、…う…」
うっすらと目を開ける。
なにもない、なにも見えない。
かすかに何か機械の音が聞こえる。
「?」
ようやく目隠しをされていることに気づく。
これでは、なにも見えないのは当然。
手足に力を入れてみるが、まったく動かない。
何かで縛られているのだろう。
「……」
どれくらい意識を失っていたのだろうか。
考えても、時計か、せめて太陽でも見えないとなにも分からない。
「くっ、…」
縄抜けを試みるが、よく知った者が縛ったのか、
全くゆるむ気配はない。
しばらく努力した後、素直にあきらめた。
体力を無駄に消耗するだけだ。
「……ジュニア…あいつが…」
どことなく挙動不審な印象はあったが、
どことなく、自分と同じ感じがした。何が同じかは分からなかったが。
知らなかったとはいえ、楽しく会話をしていた自分が情けない。
ーッ
わずかに音がした。
何か気配を感じる。
どうすべきか迷ったが、とりあえず気絶しているふりを続けることにした。
いざとなっても、今のところ対策はない。
「…起きた?」
「……」
「……分かってるから…」
「…なんで、」
「?」
「私を捕まえてどうしようってのよ! こんな事して。おねぇ達が黙ってないし、警察だって生徒が消えたら」
「警察は動かない。届け出が出されないから…」
「……」
確かに、偽造パスポートの事が見つかり強制送還となればややこしいことになる。
「何でそんな事まで…」
「調べたから」
「……何? あんた、ストーカー?」
返事を待たずに、何かが触れる感触がした。
体をこわばらせるがどうすることもできない。
大声を出そうとした瞬間、目の前が真っ白になった。
「んっ、な、」
「この部屋に、紙はないから…」
そう言うと、ガチャ、と音がして気配が遠くなっていく。
目が慣れる頃には、誰もいない小さな部屋が視界に入った。
しばらく時が流れる。
集中して周囲を伺う。
本当にその部屋には何もなかった。
自分が座っているイス、壁は鉄が剥きだしで、床には薄そうなカーペットがひいてあるだけだった。
「…え?」
なにか、違和感を感じる。
ゆっくりとした…
「動いてる…揺れてる…?」
部屋を見ていただけでは分からなかったが、少し揺れている気がする。
ゆっくりと長い揺れ。
「…船か、飛行機…ならもっと音がするはず…だから。飛行船か大型の船…」
どちらにしろかなりまずい。
場所をかなり移動されているのは間違いないし、日本から出ているとしても
どこに向かっているのか調べるのは無理だろう。
逃げ出せたとしても、どこか分からず戻ってくる羽目になるかもしれない。
脳裏に姉達の姿が浮かんだ。
思わず涙がこぼれそうになるが、その時ドアが開く音が聞こえ、ぐっと我慢した。
「やっぱり、あんた…」
目の前にいるのは学校の知り合い、そして…友達?
「……」
「ちょっと! 早く家に返してよ。いっとくけど、おねぇたち強いんだから」
「…そうらしいね…。困ってるよ。」
呟くように帰ってきた返事は、予想外の物だった。
「困るんなら、さっさと」
「できればそうしている。でも、君に顔を見られたから」
「…殺すの?」
視線が重なる。
目的は分からないが、顔を見られたから自分が捕まっているのだとすれば一番確実な方法である。
しかし、それならなぜ捕まっているのか。
わざわざこんな面倒なことをする理由も分からない。
面倒なことをしてでも、太平洋のど真ん中に沈めようとでも言うのか。
「じゃあ、とっととしなさい! …怖じ気づいたんでしょ、なんで私をわざわざ他の場所に連れてきたの?」
「そうかもしれない…」
「…な、何考えてるの…」
自信の無さそうな返事に逆にうろたえる。
これは無計画で、突発的に起こったのだろうか。
さらに、プロならするべき行動でもないことを考えると
「殺そうとした。…だけど、、。いつもしてることなのに。」
「?」
「君は、特別なんだと…思う」
「…!? やっぱり…単なるストーカーじゃない!!」
声を張り上げる。
「よく分からない…」
かみ合わない会話にイライラしていると、周囲を察知することに集中し、気が付いていなかったこと。
「あ……な、なによ…これ」
自分の姿を見ると、毛布がかぶせられている。
まだ鈍っている感覚だったが、服の感じがいつの間にか無くなっている。
「…私に、何したのっ!?」
「武器を持っていないか調べただけ」
「それで裸にっ、したの…。あんたが。」
「そう」
何の不思議もないかのように即答する。
「、、変態っ!!! 私、犯されるっ、誰か助けてぇーーーーー!!!!!!!」
「ここから声は聞こえない」
「……ちっ」
大声を出してみれば少しは動揺するかと思ったが、
その予想はまったく当たっていなかった。
「…私に、どうしろって? もしかして全部嘘で単なる誘拐?」
「別にどうしろということは無い…しばらく、ここにいてもらう。その後のことは、後で」
「そう…。じゃあ、お腹空いた。トイレ行きたい。寒い。腹着せろ馬鹿変態。」
「…分かった」
「へ?」
予想外の返事に固まったアニタを背にさっさと部屋を出て行く。
承諾したのか無視されたのか、
ガチャン
どちらにしろ、分厚そうなドアは閉まってしまった。
#2
人質と同程度の扱いならと言ってみたことは承諾されたようだった。
ナイフが見えた時はぞっとしたが、手早く手足の拘束が取られた。
もちろん反撃を試みたが、数秒で素手では全く叶わないことを理解しただけだった。
殺されるとでもなれば必死に抵抗するところだが、とりあえずその危険性も無さそうだった。
それから、裸で戦うというのはそうとう恥ずかしいということも分かった。
「はぁ、、…うう、」
「食事持ってきた。毛布…寒いならもう1枚いる?」
「毛布じゃなくて服は!? それとも本当に変態?」
もう十分に暖かかった。必要なのは服だ。このままではあまりにも動きにくい。
「それは分からないけど、服ならボロボロに」
確かに戦った時に、破れてはいるはずだが。
「下着くらい残ってるっ、て…」
突然顔が近づく。
「何か隠されたら困るから、服は無理…」
「なによそれ、この部屋には何もないんだから隠すも何も」
突然手が押さえつけられる。
「ゃっ」
ばさっ
毛布が落ちる。
「君は…なぜ…」
「あ、痛い、…やめて」
両手を押さえたまま露わになった身体を見る。
「やめっ、」
「……」
あまりに唐突に唇が重なった。
「んっ、……、、!! んっ、んんっ!!」
必死に逃げようとする。
何もこんな相手とキスをしなければならない理由はない。
「あっ、やめっ、変態っ、」
唇が離される。
「はぁ、、はぁ」
がくりと腕で体重を支える。
押さえられた手首がズキズキと痛んだ。
「…なんで、こんなことするのっ、…ひどい…」
涙がこぼれる。
唇は初めてだったのに。と思うと余計に悔しくなった。
「なぜ? 僕を引きつけるの…」
「あんた、私のことを好きにでもなったからこんな事したってこと!?」
そう言いかけてハッとする。
殺さなかった理由、わざわざ場所を移動した事。
誘拐でもなく、これは困った事態である。
ひょっとすると本当にそんな理由かもしれない。
目の前の少年を見てそう思った。
しかし、それを利用できる方法は分からなかった。
落ちた毛布で身体を隠すと、にらみつけるしかなかった。
#3
「……」
「……」
言葉のない時間が過ぎていく。
一気にドアを突破してとも考えたが、その先にドアが複数ある、とか
仲間が控えているという可能性は十分だった。
とりあえずその場で身体を隠すしかないアニタ。
「あんた…」
「 なに?」
「見たでしょ?」
「 裸? それとも…あ」
「!!っ、そう! 可愛い女の子の…服を脱がせて…、さぁいてぃっー!」
「…他に調べる方法がなかったから」
「確かに紙は金属探知器にもX線にも引っかから」「そう」
「…だからって…、……」
「見てみたかった」
「は?」
思わぬ答えに一瞬唖然とする。
「私の裸が見たかった? じゃあやっぱり変態ってこと」
「それは分からないけど、…」
「、、もーっ 、一体何をしたかったわけ!?」
いい加減イライラしてきたアニタは状況を忘れて怒り始めた。
お説教をコクコクと頷きながら素直に聞かれるとは思っていなかった事もあったが。
10分以上話し続けて、喉が痛くなってやっと離すのを止めた。
「…もー、いい… 疲れた…寝る…」
「じゃあ毛布を」
「暑いの!」
「……」
ふて寝をするしかない。
身体を見られないように気を付けながら、横になった。
突然に殺されるようなことだけは絶対に無さそうだと確信したアニタは、
体力温存のためにも(もっとも疲れたのは自分の説教のせいだったが)横になる。
「……あの」
「なに?」
しばらくしてふと声がかかる。
「君は、同じ…。なぜか、分からないけど。」
「?」
「殺したくなかった…。だから。」
「…で、どうするのよ。私は知らないわよ。」
「君と、こうしていると。とても…何か、安心、する」
「っ、ちょっと」
起きあがる。
「安心するからって私を…、私はお母さん代わりか子守歌の変わり?」
「そういう事なのかもしれない」
「、はっ、、本気であきれてきた !?」
突然抱きしめられる。
また、唇を奪われるのかと身体が防御に動くが、ただ、抱きしめられただけだった。
「…こうしていたい」
「っ、、いやだっても、するんでしょ」
「……」
しばらく抱きしめられていたアニタは徐々に伝わってくる体温と、
「…あんた、…泣いてるの?」
「…え? …そんなことは…」
肩に落ちる涙。
「…もう、わけわかん、な、ぁ…」
毛布の内側に手が入れられ、そのまま抱きしめられる。
さっきよりも強く。
「ちょ、…あ、」
そのまま動かなくなった少年に、どう言っていいのか分からず。
しかし、何か…悲しいキモチが、頭に浮かんだ。
「…ぁ…」
気が付くと、頭を撫でていた。
すこし声を出すが、そのまま抱きしめ続ける。
「ち、ちょっと…イタい…」
「…ごめん…」
ゆっくりと力が抜かれる。
少し離れたその位置から視線が重なる。
「!? え、えっちっ、、」
露わになった肌に気が付き慌てて隠そうとするが、
再び抱きつかれる。
しかし、今度は、目標が違っていた。
「きゃっ、やめろっ!」
思わず頭を離そうとバシバシ叩く。
舌先が肌に触れ、胸の周りを舐める。
「やっ、やだ、っ、離して!」
しかし、壁に押しつけられる力は離されず。
「んっ、…」
その先端に舌がかかると、曇った声が漏れる。
ピリっと走る未知の間隔。
「ひゃっ、あ、…っ、たっ!」
歯が敏感な先端に当たる。
「…動かないで…」
「あ、だめっ!」
しかし、言われるがまま動けなくなる。
痺れはじめた身体は、状況など知ったことかと正常な反応を返してくる。
舌でなぶられ、先端を吸われる。
「きゅっ! ゃぁあふ、」
無機質にそんな行動を続けながらアニタの顔を見る。
「やっ」
視線が重なる。
涙目で、敏感な部分を攻撃されるアニタ。
その様子を見るジュニア。
「やだっ、やめてっ、お願い…やだ」
恥ずかしさに耐えられなくなったアニタが暴れる。
すると、すーっと口が離れた。
乳首にピンク色がかかり、僅かに固くなっていた。
「あ…うぅ、、」
しかし、ジュニアはアニタの下半身へ顔を埋めた。
「ひゃっ、や、やめっ、へんたいっ! やっ、あっ!」
そこに何かが当たる、熱い舌先がちろちろと、僅かに濡れた割れ目を舐める。
すると、ヌルヌルとした体液が一筋こぼれ落ち、口の中へ入った。
「ひゃっ、やっ…やだよっ」
必死にジュニアの頭をどけようとするが、敏感な場所に舌がかかるたびにからだがはねる。
「んっ、ん、、っ、あっ!」
固くなったクリトリスを見つけた舌先が、そこを集中的に攻め始める。
「ひっ、いた、あっ、…やだぁぁぁ!!!」
涙がぽとぽと、とジュニアの頭に落ちた。
「…もっと…君と…。」
ゆっくり顔を上げるとアニタの顔を見ながら静かに話しかけた。
「ぁ……、!? や、やだから、わ、わたしは」
「君と…」
恥じらいのかけらもなく、目の前で服を脱ぎ捨てられ、
思わずその光景に思考が停止する。
「…おお、き…い。 !?」
「僕を、受け入れて…」
「だめっ、ほんとにっ!! い、一生うらんでのろ、って、、、」
すぐに目の前に顔が移動してくる。
それと同時に、なにか熱い物が身体に押し当てられるのが分かった。
「や、やだっ、怖いよ…やめてっ…」
僅かに身体が震える。
アニタの中には巨大な恐怖と、まだ知らない何かが渦巻いていた。
屈み込みアニタの両足を抱き上げる。
「!?」
「…ごめん」
その言葉を合図にするように、身体が動く。
「ぎっ!!」
一瞬何が起こったのか分からなかった。
分かったのは強烈な痛み。
そして抱きしめる腕の感触。
「!!っ、っっ」
必死に痛みに耐える。
ナイフを突き入れられたのかと疑うが、
目の前の少年の吐息が熱くせっぱ詰まった物になっている。
「いたいっ!! 痛い痛いいたいいたい、イタイタイタいっ!!!!」
「アニタ! あっ、キツイ…っ、あ…」
「ばかっ、うごくなっ、痛いっ、痛いって。言ってるだろうがぁぁ」
「…うん…」
動きを止めた少年の荒い呼吸の音だけが響く。
アニタにはその呼吸すら聞こえず、
自分の中に進入してきた異物の感覚、それが与える痛みだけ。
「アニタ…ごめん」
「だったら…、くっ、」
ジュニアは少し身体をねじると、隣に置いてあった自分のバッグから何かを取り出す。
「いたっ、うごくなっ、て…。あぁ…」
必死に痛みに耐えるしかない。
ぱきっ、…かちゃ…
何か音がした。
「な、なにっ」
必死に痛みをこらえていた目を開き、見てみる。
すると、器用に足を押さえたまま細い注射器でなにかのアンプルを吸い出しているジュニアの姿があった。
「や、やめっ、やばい薬使おうって…そんな」
「…これは、大丈夫…」
それだけ何とか言うと、そのまま空のアンプルを投げ出し注射器を…。
「っ」
幸い、強烈な痛みのせいでほとんど痛みは感じなかった。
それより、危険な薬物を注射されているのではないかという危機感が大きかった。
「やめろっ!」
「動かないで…すぐ終わるから」
「人生終わりたくないーーー!!!!」
アニタの絶叫はよそに薬品はすべて注射された。
ゆっくりと注射器が抜かれた。
「すぐ、楽になるから…」
「死んじゃうの!? そういう趣味だったワケ、本気で…、うらんで…、、」
ギュン!
何かが体内で弾けるような感覚。
先ほど一瞬目にしたペニスが身体を突き破ったのかと、恐ろしい想像がよぎる。
しかし、甘い感覚が急激に広がったのはその直後だった。
「っ、なに…何注射したのよ…、なに、ぁ…あ、っ」
「くっ、、、動かないで…」
心臓の脈打つたびに体内にあるジュニアの感覚がリアルに伝わってくる。
それは痛みではなく。
「くっ、、あ……こんな、、やだっ、わたし、はっ」
じゅっぶ
一気に根本まで、アニタの体内に姿を消す。
と、同時に、アニタが震え、自由な足がびくっと反応した。
「ぎゃっ、、あっ、…う、っ、…」
「入ってる…アニタの中…」
「あっ、あたり、まえ、っやっ、なに…」
次第に溶けるような頭の中の感覚に、アニタが悲鳴を上げる。
身体の中に進入した巨大なモノは、その存在感をこれでもかというほどに快感という形で
アニタに伝達した。
耐えきれずジュニアを強く抱きしめる。
「うっ、!」
じゅっ
結合部が見えないほど深くつながった二人は、互いにしばらく声を出すことも出来なかった。
「ぅ、…やだよ…抜いて…、変…あ、っ」
じゅ、ぴちゅ、じゅぷっ
「ひっ、 動くなっ! ぎゃっ、あっ、ぉ、、」
突然動き始めたジュニアの身体に、アニタは翻弄される。
どんどん激しくなる動き。
「ふゃっ! はっ、あっ」
ひたすら、突き上げられる感覚に耐えた。
「アニタ、」
「なに、よ…、やめ、…あ、っ… って…」
「だめ……、もう…」
「やっ、、あ!!」
知識の中では分かっていたが、もう限界を示すジュニアの声に
アニタは必死に抵抗した。
「あっ、ぁあ、ぁ、ぁ、ぁ、ああああ!!!!」
凄まじいピストン運動に呼吸することも忘れ。
「めっ、ひっ、あっ、うあ、っ !!!!」
ビクビク
激しく収縮した膣に、限界を超えるジュニア。
「くっ」
びゅっ、びゅくっ
深くつながったまま、達した。
#4
「ぬけっ、アホっ」
「、、ぁ…」
幸せそうに自分を抱きしめ、撫でるジュニアに、なんとか正気を取り戻したアニタは叫ぶ。
じゅく
「くっ、いたっ、」
「あ…」
せき止められていた精液が一気に逆流し、床に敷かれたカーペットと、乱れた毛布に落ちた。
「うぅ…」
「アニタ…」
「……こ、この変態! なんてこと…わたし…」
「あ、…その……どうしよう」
慌てるジュニアの様子に、なぜか怒りよも可笑しさが込み上がってきた。
「あ、あんた…人になんて、ことしておいて…どうしようって、それ冗談よね? それにしても最低だけど」
「いや…、分からない。なぜ、こんな…」
「……」
気まずい無言の時が過ぎた。
「あの…」
「何?」
「…これ…」
何かを取りに行っていたジュニアが渡した、いくつかの…
「薬?」
「その、避妊薬だから…。明日の晩と」
「それですむと、、思ってんの!??」
一瞬本気で起こり書けたアニタだったが、
「…あんた、本当に最低ね…。女の子を気絶させ拉致監禁、レイプ」
「ぅ…」
気まずそうな雰囲気が帰ってくるだけで、まともな返事はなかった。
「その…ごめん…もう…帰っていいから。僕は、どうかしていた…と思う」
「何? 帰ったらあんたどうなるか分かってんの?」
「…それは…いいから…。 ごめんなさい。」
真面目に謝られてしまい、呆気にとられる。
「あ、、どちらにしろ…動けないんですけどねー!」
「え…薬か…、そうだ…あと2時間くらい」
「あんた…本当に同業者? そんなんだと瞬殺されると思うけど…」
ぺたりとへたり込む。
力が抜けた。もとい、力が入らない。
あの、痛みを一瞬で消した薬は何だったのか、
聞くことはたくさんあった。
「…もう…いいわ」
「え?」
「あんたはね、…私のことが好きなわけで、それすら分からず…」
「……」
「私を……あーー、もうイライラする! とにかく、私は隠しておいてあげるって言ってるの」
ガミガミと要領を得ないジュニアに向かい言葉を飛ばす。
結局私が動けるようになり、船を脱出した。
どこかと思えば、ねねね宅のすぐ近くの港に泊められた船だった。
「ちょっと…あんた、…なんで付いてきてるの?」
後ろにはジュニアがとぼとぼと力無く付いてくる。
かなりボロボロにはなっていたがなんとか制服を着るとさっさと出て行く私に、
なぜか付いてくる。
「おねぇに見つかったら八つ裂きにされること確定なんだから、とっとと帰る!」
「……」
「あーもー」
付いてくるなら勝手にしろとばかりに、
身体の痛みをこらえるとマンションへ向かった。
悲惨な目に遭うのかと言えばそうでもないジュニアは、
とても困っていた。
ただひたすら無垢に。